少女童話第3回公演
「耽美な女優さん」
―大好きなアナタに、見てほしい―
1991.5.23〜5.26 新宿タイニイアリス
<STORY>
長谷川カヨは、人気のカルト系女優である姉・メグに憧れ、密かに自分も女優になりたいと思っている。が、素のメグはおとぼけの天然で、女優ではなく平凡な女としての幸せを求め、得体の知れない男ケンと婚約、女優は引退するという。おまけにひとりになるカヨを心配し、家政婦さんを雇ったつもりが、来た家政婦はオカマのナギサ。カヨは激怒し、ケンの気をひきメグとの仲を裂こうとするが、ケンはヘラヘラしているようで手強い。いつのまにやらミイラ取りがミイラになりそうなカヨを、最初は激しく対立していたはずのナギサは、複雑な表情で見守っている。カヨもまた、母の小雨に折檻されても自分を貫くナギサに対し、親近感を覚えていた。そんな中、メグの失踪事件が起きる。犯人は誰か?あやしいメグファンの血文字女か、ケンといわくのカラオケ女か、あるいはカヨのかつての彼氏で、こっぴどく裏切られた沢田くんか。ややこしいカヨの恋の結末は。そして、ただの女で幸せをつかむか、幸せを捨てて女優になるか・・・カヨに決断のときが迫っていた。

<CAST>   <STAFF>  
長谷川 メグ 斉藤 梨絵   作・演出 清水マリコ
     カヨ 渡辺 ルビ   照明 川本 友
吉田  ケン 山科 清敬 音響 松本 昭
小林 ナギサ 金沢 狐(月夜果実店) 映像 原 久路
    小雨 菅野ひとみ(ホンキートンクシアター) 衣装・小道具 少女帯
沢田くん 松村 俊也 宣伝美術 写真/松本 技
血文字女 落合 由美   デザイン/原 久路
カラオケ女 川原 洋子(劇団観音芝居) 制作 少女童話
    協力 北村 剛史(美術)
謎のバイオリン弾き 石川 鯛 (特別出演)   須恵 真(音響)
      藤生 佳恵(映像)
      川本舞台照明


公演当時のパンフレットより

本日はご来場いただきありがとうございます。

「少女童話って、少女がたくさんでてきて踊ったりするんじゃないでしょうね」
稽古場を予約しようとしたら管理人のおじさんに言われてしまいました。たしかにストレートに解釈すると
そんなイメージになるんでしょうけれど。

少女は語るものではなく、語られるものなのだそうです。
ある時は無意識のエロチズムだと言われ、またある時はあえかなるものと言われ・・・まあようするに
バカだからかわいいってやつですか。
しかし、本当に・・・少女には自分を語ることばはないのでしょうか?
圧倒的なイメージの洪水に押し流されて、少女は沈黙しているのかもしれません。
バカにしかなれない少女たちは、バカで居続けることによって何者かに復讐しているのかもしれません。
だから少女童話は・・・

ダメだ、やっぱりむづかしいことば使いは疲れる。

あくまで私見にもとづく少女なものの性質
1、ちまちまして幼稚スレスレなもの
2、中身よりもかたちが優先するもの
3、根本がなげやりなもの
4、一瞬と永遠が同時に感じられるもの

「少女童話」が「タイニイアリス」で上演する「耽美な女優さん」。
まるでコージーコーナーのカルボナーラのようにコテコテした企画だがあれはけっこううまい。
楽しんでいただければさいわいです。
いまこのお芝居を観にきてくれた貴方が心から大好きです。